2015年を振り返る本

◇2015年 夢中になった本10冊◇

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○地図と領土 ○政治家の文章 ○マレー蘭印紀行 ○服従 ○圏外編集者 ○どくろ杯
○エレンディラ ○愛について語るときに我々の語ること ○人形の家
○円山町瀬戸際日誌

毎年のことながら、本は読むのに時間がかかってしまって、映画のように新作を追えない。新書を買ってもなかなか心打たれるものに出会えなかったりする。ウエルベックだけは新作を追うことができた。来年はもっと新しい作家を読んでみたい。
再読、改めてマルケスが書く女の感情が、どうしようもなく好きだと思う。ウエルベックの書く女が、男の眼差しを通して書かれているのなら、マルケスの書くそれは女の奥底から出てきたように感じるのだ。
何の前触れもなく、ある瞬間に突如湧き出した、摩訶不思議で荒唐無稽だけれど猛烈な感情ひとつで、女の人生の重要な部分を左右してしまう。
それが何故だろうか、そこはかとなく真実味を帯びているように思えるのだ。

 

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