ベルイマン島にて

ベルイマン島にて写真

ミア・ハンセン=ラブ監督の新作『ベルイマン島にて』映画をイメージした絵を描いております。4月22日(金)よりシネスイッチ銀座ほかにて公開。ご来場の方に、先着順でオリジナルポストカードのプレゼントもございます。手にとってくださると嬉しいです!
公式HP▷https://bergman-island.jp/

イングマール・ベルイマン監督が、多くの映画を創作した場所として知られるフォーレ島。美しい島からのインスピレーションを求め、此処を訪れた映画監督同士の夫婦が其々の脚本執筆に取り組むが……。ミア・ハンセン=ラブ監督自身を思わせる主人公が、実生活と創作の合間で揺れる中で、現実と映画が交じり合い、止まった時間が動き出す様に胸が高鳴ります。

主演のヴィッキー・クリープスの自然で、かつ絵画のような存在感と、知的で繊細な役を演じるティム・ロスも大変良く、いつ何時も素晴らしいミア・ワシコウスカの相手役が『サマーフィーリング』のアンデルシュ・ダニエルセン・リーなのも嬉しかったです。

脚本の中に登場する若いヒロインが引き摺る恋慕や、同じ職業同士の人間関係で葛藤する羨望、自分のやるべき仕事を全うすることの苦悩と喜び。忘れていたけれど、いっときの自分の生活を支配していた様々な熱情を再び呼び覚まされる、紛れもないミア・ハンセン=ラブの映画でございました。
『すべてが許される』、『グッバイ・ファーストラブ』、『EDEN』、『未来よ こんにちは』等々、ミア・ハンセン=ラブ監督のこれまでの映画と同様に、登場人物たちが居る場所がとても魅力的に描かれています。
フォーレ島の自然や風の音はスクリーンで観ることで感じられるものだと思うので、ぜひ映画館で体感して頂きたいです!

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