きょうとシネマクラブ『女性と映画』特集にあわせてグッズを制作しました!
(企画:京都シネマ×グッチーズ・フリースクール)
「シネマクラブに集う女たちの手紙」をイメージしたレターセットです。
1/5(金)より京都シネマ劇場窓口にて販売開始。お手にとって頂けたら嬉しいです。
特集詳細▶︎https://kyoto-cinemaclub.com/
上映作品は、『ラブレス』『青春がいっぱい』『ガールフレンド』『天使の復讐』の4本。『ラブレス』はすでに上映終了してしまったのですが、1/5より『青春がいっぱい』の上映が始まり、その後『ガールフレンド』、『天使の復讐』へと続きます。それぞれすばらしい映画であるにもかかわらず、現在は観ることが難しい映画です。こういった映画を上映してくださるグッチーズ・フリースクールの方々や映画館の皆様に感謝。今回お声掛け頂けてとても嬉しかったです。お近くの方、遠征される方、是非劇場でご覧くださいませ。
以下に簡単な紹介も書きました。私の説明だとどんな映画か全然分からないと思いますが、本当にいい映画ばかりです。
なかでも『ガールフレンド』は20代に映画館で観ることができていたなら、10代の頃に観た『ゴーストワールド』のような大切な映画になったんじゃないかと思いました。もちろん今観ても新鮮な気持ちになりました。『天使の復讐』も最高なんですよね……。
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①『ラブレス』監督:キャスリン・ビグロー ※上映終了
ウィレム・デフォーのデビュー作で、若きデフォーが超甘党な唯一無二のバイカーを演じています。アメリカの小さな町を訪れた不良バイカーたちが、期せずして町の暗部を暴いてぶち壊してしまう話ですが、その暗部がヘヴィーで観終わったあと暫く放心しました。町の孤独な少女を演じたマリン・カンターが印象的で、『結婚式のメンバー』のフランキーみたいだなぁと思いました。
②『青春がいっぱい』監督:アイダ・ルピノ ※1/5~1/11
俳優に監督、何をやっても才能を発揮するアイダ・ルピノ監督作。ルピノといえば、『ヒッチハイカー』や『二重結婚者』等どちらかといえばシリアスなイメージがありましたが、本作は意外にも、修道院で学生寮生活を送る娘たちを描いたハートウォーミングな作品。子供の頃に観ていたアメリカのホームドラマみたいにボロボロ泣きながら観ました。修道院長役がロザリンド・ラッセルなのが最高です。オープニングのアニメーションもすごく可愛いです。
③『ガールフレンド』監督:クローディア・ウェイル ※2/9~2/15
写真家として大成するために日々もがいているスーザンと、詩人を志しながらも結婚を目前にしたアン。人生の岐路に立つ二人の女性を軸に夢や仕事、友情や恋愛の葛藤が描かれる。本作は田中小実昌さんの『ひるは映画館、夜は酒』というエッセイ集のなかで、「すばらしい映画だった。類型をおそれた、みずみずしい映画だ。」と書いている文章を読んでから、ずっと観てみたいと願っていた映画です。特別な女友達にしか話さないような人生の出来事が、とても自然に映画のなかで描かれていて大好きな作品になりました。1979年に一度日本公開されていると思うのですが、その時代に本作を絶賛する小実昌さん、流石だなと思いました。クローディア・ウェイル監督特集、いつか開催して欲しいです。
④『天使の復讐』監督:アベル・フェラーラ ※3/8~3/14
前半つらいので皆にお勧めできる映画ではないですが(あらすじも書かないでおきます)、もう傑作!!と言いたくなります。主演ゾー・タマリス(ゾーイ・ルンド)の魅力が溢れていて、思わず全力で応援したくなってしまうし、笑っていいのか分からないけど笑えます。ナンパ男たちをあんなに気色悪く撮った映画ある?と思います。女性たちの会話も現代的。最後に小さな救いがあるところもすばらしいです。エンディングの曲がめちゃカッコよくて頭から離れません。
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【グッズ詳細】
『女性と映画』『シネマクラブ』をテーマに「シネマクラブに集う女性たちの秘密の手紙」をイメージして制作しました。
「シネマクラブに集う女たちの手紙」
①ポストカード1枚
②ステッカー2種
③しおり2種
④メッセージカード(カードに貼ってある言葉が一枚ずつ異なります)
⑤封筒(切手が一枚ずつ異なります)
価格:600円(税込)
販売:1/5(金)~ 京都シネマ劇場窓口