『されど魔窟の映画館 浅草最後の映写』
著:荒島晃宏(ちくま文庫・12/12刊行)
カバーデザインとイラストレーションを担当しています。
本文の挿絵も14点ほど描きました。
本書は映写技師で物書きの荒島晃宏さんが、浅草の映画館で働いた珍事続出の日々を記録したエッセイです。映画館に集う、またはかつて通い詰めていた皆さんに読んで頂きたいです。
映画常設発祥の地でもある浅草の、今では失われてしまった、まさに「魔窟」と呼ぶに相応しいディープな側面が生き生きと活写されている点でも貴重ではないかと思います。
そして、映画館で働いた経験がある人や、懇意にしていた映画館が閉館してしまい寂しい思いをしたことがある人にとっては特別な感慨が湧く本です。
▼筑摩書房サイト
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480439970/