愛について語るときにイケダの語ること

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6月25日(金)より吉祥寺アップリンクにて公開の映画『愛について語るときにイケダの語ること』パンフレットの絵とデザインを担当しています。ご観賞と共にぜひ!

公式HP:https://ikedakataru.movie

本作は、生まれつき四肢軟骨無形成症という障がいを持ったイケダさん(故人)が癌の宣告を受け、自らの死を意識し始めてからの生活が記録された、愛と性を巡るドキュメンタリー作品です。
最初に絵のご依頼を頂いた時は、イケダさんの撮りためていた性愛の映像のことを聞いていたので、正直かなり抵抗があったのですが、編集され映画になった作品を観てみると、撮られている題材から想像する猥雑さや重さとはかけ離れた笑いがあり、不思議と気持ちが軽くなったのを覚えています。
持って生まれた身体や病気、性への欲望を受け入れ、自分自身で折り合いをつけながら飄々と生きているイケダさんの姿が強く心に残っています。スケッチをするため本編を見るたびに、熱く込み上げてくるものがありました。
試写を見た方が「すごい面白かった。面白いって言っていいのか分からないけど、こうやって楽しんで見ることが一番の供養になる気がしました」とおっしゃっていて、私もイケダさんに会ったことはありませんが、あぁ本当にそうだろうなぁと思いました。多くの方にご覧いただけたら嬉しいです。

 

 

 

 

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