A Brighter Summer Day

『牯嶺街少年殺人事件』 監督:エドワード・ヤン
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黄色い雨

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フリオ・リャマサーレス 『黄色い雨』

深い暗闇が延々と続くような物語なのに、空気は澄み切っている。
頭に浮かんでくる色は常に透明感をもって、幾重にも広がる鮮やかな色彩が、自然光や雨に透けて輝いている。
忘却がこんなに美しい情景ならば怖くないのに。と思いながら読み終わると、この小説が失われた人々に捧げる鎮魂歌であると解り、感動が一層深まった。

 

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アウグスト・エッシェンブルク

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スティーヴン・ミルハウザー「アウグスト・エッシェンブルク」

前半の文章がとくに素晴らしくて、同じ頁を何度も読み重ねてしまう。

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14歳の私に

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C・ブコウスキー 「くそったれ!少年時代」

中学生のとき、ザ・ブルーハーツ時代のマーシーが書いた文章の中に、チャールズ・ブコウスキーという名前を見つけた。
妙に印象に残った。よし、読んでみよう。
その頃の私にとって近所で1番かっこ良かった本屋へ出かけ、いくつかあるタイトルの中から『くそったれ!少年時代』を選んだ。
衝撃だった。これまでに読んだことのない小説。
全く入り込めず、とにかく痛くて苦しい。
良い出来事なんてひとつも起きずに、人生は着々と悪化する。
同年代の男の子の心情がこんな風なのかと思うと、
不憫であると同時にとても恐ろしかった。
今考えれば、ブコウスキー少年のような男の子は、90年代の日本にそう居るもんじゃないと思う。
第一、クラスメイトの両親のうち大半が失業中だという状況もなかった。
それから数年後、ブコウスキーが書いた他の文章、とくに詩集は何度も読み返す本になったけれど、本書だけは最初のトラウマが忘れられず、長らく本棚の隅で所在なさげにしていた。
それが最近になって急に気になりだし、17年振りに読み返した。
14歳の私が恐れていた少年は、情け深い男だった。
それに、恐ろしいのはハンク少年ではなく大人たちである。あれほどの悪環境の中にあって、よくこんな優しさのある人間が育ったものだと思ってしまった。基本的には最低なのだが…。
寂しくて、最悪な事しか起きないと思っていたハンク少年の日常にも、ごく稀に煌めいた瞬間があった。
あの時、見て見ぬふりをしていた少年と何かが通い合えた数頁、ただただ愛しかった。
この自伝のすべてを、まるで自分自身の物語のように思える人をどこか羨ましく思う。

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PULP

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 チャールズ・ブコウスキー 「パルプ」

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人はみな待って一生を過ごす。生きるために待ち、死ぬために待つ。トイレットペーパーを買うために並んで待つ。金をもらうために並んで待つ。結婚するために待ち、離婚するために待つ。雨が降るのを待ち雨が止むのを待つ。食べるために待ち、それからまた、食べるために待つ。

時代の要請なんてコロコロ変わるし。酷な話だ。
夜、自分のベッドで眠れるだけでも、世の力に対する貴重な勝利だ。

最高な時間は何もしてない時だって場合も多い。何もせずに、人生について考え、反芻する。たとえば、すべては無意味だと考えるとする。でもそう考えるなら、まったく無意味ではなくなる。なぜならこっちはすべての無意味さに気づいているわけで、無意味さに対するその自覚が、ほとんど意味のようなものを生み出すのだ。わかるかな?
要するに、楽観的な悲観主義。

本文引用「パルプ」訳・柴田元幸氏
——————————–

わたしたちは、いつだって何かを待っている。〝IN THE FUTURE〟
わたしのIN THE FUTUREは、いったいいつ訪れるんだ。
そんなとき、その場凌ぎで張りぼてのアメリカンドリームは要らない。
ブコウスキーの偽りない厭世観が、そのまま生活していく勇気に繋がることだってあるのだ。

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ポストカード販売のお知らせ

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西荻窪駅近くにあるお店、FALLにてポストカード7種お取り扱い頂いております*
作家ものの雑貨や音楽CD、週替わりの展示などもある素敵なお店です。
お近くにお出かけの際には、ぜひお立ち寄りくださいませ。
お店情報はこちらから⇒http://fall-gallery.com/

※高円寺・Amleteronでも引き続きポストカード10種お取り扱い頂いております*

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J・フランクリン・ペインの小さな王国

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スティーヴン・ミルハウザー 「J・フランクリン・ペインの小さな王国」

どんな本にも其々に面白い所があると思う。
でもミルハウザーを読んでいる時に込み上げてくる特別な感情は、ミルハウザーでなければ得られない。
それは建設的な実生活には直接結びつかないけれど、何かを作りたい!という強い思いには、いつもいつも直結する。

 

 

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HAPPY NEW YEAR 2017

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*明けましておめでとうございます*
旧年中はありがとうございました 本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます

▽年始企画展参加のお知らせ▽
「New Year Greetings」
2017年1月8日(日)~1月22日(日)
開催場所 : ギャラリーみずのそら (http://www.mizunosora.com/index.html
OPEN : 12時~19時 最終日は17時まで
CLOSE : 月・火・水 ※1月9日(月・祝)OPEN

ぜひお立ち寄りください

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クリスマスカード販売のお知らせ

12月25日(日)まで、オリジナルのクリスマスカードを販売いたします。
お取り扱い店舗は下記です。
※それぞれのお店の営業時間についてはHP等にてご確認をお願いいたします。

◇西荻窪・南フランスの古道具店 「Le Midi」http://lemidi-jp.com/
◇高円寺・読書と手紙にまつわるお店「Amleteron」http://amleteron.blogspot.jp/
◇四ッ谷・古民家ビストロ「燕食堂」▷http://tsubameshokudo.com/

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▽西荻窪LeMidi(http://lemidi.exblog.jp/)では、こんな風に素敵にクリスマスカードを展示してくださっています。
平木元さん(http://gennhiraqui.wixsite.com/gennhiraqui-homepage)の作品も展示されています。この機会に是非お立ち寄りください。

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映画のデザイン掲載のお知らせ

現在発売中の「フライヤーのデザイン -人を集めるチラシのアイデア-」(BNN新社)に、以前宣伝デザインを担当しました『息を殺して』と『新しき民』のフライヤーが掲載されています。
映画を観るきっかけに少しでも力添えできたのならば嬉しいです。

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